簿記3級の独学!難易度は易しい資格なのに人気なので持っていると役立ちます

簿記3級は独学でも合格できる難易度で、コツがわかれば簡単に受かることができる資格です。

私も就活時代に資格があると有利になるので、1週間の独学で簿記3級を取りました。

合格率は平均して4割前後が多く、資格の中では普通の部類になると思います。

ですが独学で勉強する場合、しっかりポイントを押さえないと合格できません。

ポイントを押さえた勉強をすることで、独学でも効率よく簿記3級に合格できます。

早い人であれば、1週間の勉強でも合格することは可能です。

実際に私が簿記3級を取得した時に行った勉強法を紹介したいと思います。

特別なテクニックなどはないので、誰にでもできる勉強法になります。

簿記3級を短期間で簡単に合格するために役立ててください。

簿記3級の傾向と独学での勉強法

日商簿記3級の試験は、基本的に全て計算問題が出題されます。

そのため選択式のように、まぐれ当たりが期待できないという特徴があります。

運に頼らず実力で合格するには、着実に勉強することが簿記3級では必要です。

一般的には簿記3級の合格には、70時間程度の勉強が必要と言われています。

1日2時間程度勉強すれば、1ヶ月で合格できる計算になります。

ただしこの勉強時間は、簿記の知識が全くない状態での参考数字になります。

私は簿記の知識がない状態でしたが、実際にはここまでの勉強時間は不要でした。

1週間で合格するために、ポイントを絞った効率よい勉強法を計画しました。

簿記3級で実際に私が行った勉強法は、以下になります。

  • テキストを使って簿記3級の概要を勉強
  • 問題集で時間配分とテクニックを身につける
  • 過去問題集で総仕上げ

みんなが欲しかった 簿記の教科書で簿記の概要を理解

簿記3級を受験する人の多くは、簿記を初めて勉強する人も多いと思います。

実際に私も簿記用語は全くわからず、それを早く勉強する方法を考えました。

いくつかの参考書を見て、文字だけの参考書だけでは理解が難しいと判断しました。

その時見つけた参考書が、みんなが欲しかった 簿記の教科書 日商3級 商業簿記 第7版 (みんなが欲しかったシリーズ)になります。

この参考書の良い所は、理解しにくい簿記用語を図やイラストを交えて解説していることです。

頭に入りにくい簿記3級の用語を、資格で覚えられるので簿記初心者の人にもお勧めです。

内容的にも基礎用語は覚えられるので、空いている時間に読むのがポイントです。

私は移動中やお風呂など、時間がある時に読んで3日で読破しました。

さすがに全て覚えられませんが、簿記3級のイメージを掴むには十分の内容でした。

参考書を丸暗記する人もいるでしょうが、簿記3級では非効率な勉強法です。

簿記3級は用語を問う問題はないので、概要がわかったら問題集に移りましょう。

独学で合格するには、戦略的な勉強法をすることが合格への鍵となります。

簿記3級で重要になる用語

多くの参考書では、序盤に簿記についての説明があります。

こういった内容は試験では重要ではなく、飛ばしても問題ありません。

むしろその後に出てくる重要な用語は、しっかりと覚えておきましょう。

用語を覚える場合の注意点としては、最新の参考書や問題集を使うことがあります。

平成28年の試験範囲改定によって、古い参考書などで不要になった用語も数多くあります。

古い情報で勉強すると、簿記3級の問題に対応できないので注意しましょう。

私は1日で参考書を読みましたが、残念ながら全てを覚えることはできませんでした。

ただし問題演習をすることで、曖昧な知識を定着させることができました。

完璧に覚えなくても、問題は解けるようになるので心配はいりません。

この段階で重要なことは、簿記3級の概要を把握することだからです。

無知の状態では問題演習ができないので、問題を解くための布石と考えましょう。

時間がある人は、TACのテキストが詳しく書いてあるので一読するのもお勧めです。

私は時間がなかったので読みませんでしたが、しっかり勉強したいならば読む価値があります。

合格テキスト 日商簿記3級 Ver.10.0 (よくわかる簿記シリーズ)

合格トレーニン日商簿記3級で問題演習

簿記3級の用語をある程度理解したら、問題演習に移りましょう。

簿記は問題を解いて復習する勉強法が、最も効率的だと感じたからです。

ここでどれだけ実力をつけるかが、簿記3級合格の分かれ目になります。

問題集は、合格テキスト 日商簿記3級 Ver.10.0 (よくわかる簿記シリーズ)がおすすめです。

簿記など資格専門のTACで出版しているので、質の高い問題集です。

ただし難しい問題もあるので、何度も勉強して定着させることが重要です。

私はこの問題集勉強に、3日ほど日数を使いました。

一通り問題を解くのに1日間と、復習と定着に2日間を使いました。

問題はわからなくても、全て一度解いてみましょう。

1回目で理解できなくても、2回3回と解くうちに徐々に理解できるようになります。

解法さえ理解できれば、応用問題が出題されても解けるようになります。

あと問題集を解く場合、先に出題別の解法を読むことをお勧めします。

簿記3級の場合、問題パターンがほとんど決まっています。

そのため解法パターンが理解できれば、ほとんどの問題が解けるようになります。

解法を覚えて問題を解くことを繰り返せば、簿記3級は攻略することができます。

簿記3級過去問題集で総仕上げ

問題集が終了したら、あとは過去問題集で総仕上げとなります。

過去問は、過去7回分ほど完了させれば本番でも落ち着いて試験に臨めます。

過去問を解く場合、以下のことに注意しておきましょう。

  • 試験時間を意識して過去問を解く
  • 間違えた問題は必ず復習する

基本的なことになりますが、この2点は非常に重要です。

過去問題は解説が丁寧でわかりやすい、合格するための過去問題集 日商簿記3級 '19年6月検定対策 (よくわかる簿記シリーズ)が非常にお勧めです。

こちらもTAC出版で、簿記3級の過去問を効率よく勉強できる内容になっています。

簿記3級は、過去問をしっかり勉強すれば合格できると言われています。

実際に合格して思ったことは、基礎知識が定着して過去問が解ければ合格できます。

過去問だけを勉強すると、用語や難易度に挫折してしまうでしょう。

あとは過去問で間違えた問題は、必ず理解するまで復習しましょう。

簿記3級は出題パターンがある程度決まっているので、過去問と同じような問題も出題されます。

あの時やっておけばと、後悔しないようにしっかり復習して下さい。

簿記3級の予想問題は余裕があれば勉強すべき

過去問より重要性は劣りますが、予想問題集もできれば勉強しましょう。

特にTACなどから出版されている問題は、過去問の傾向を分析して予想問題を作っています。

本番でも出題される確率が高く、勉強しておけば有利になります。

ただし予想問題は、あくまで過去問題を完璧に完了してからです。

過去問が解けないのに、予測問題を解くことはお勧めできません。

簿記3級は、過去問をしっかり勉強することが重要になるからです。

予想問題集は、TACの第152回をあてる TAC直前予想 日商簿記3級がお勧めだと思います。

私は時間の関係上使っていませんが、内容を読む限り実力がつく参考書でした。

簿記3級はここまで勉強する必要はないかもしれませんが、やっておけば確実な合格に近づくことができます。

簿記3級の試験で落ち着いて対応する戦略

どんなに勉強をしても、実際の試験ではどうしても焦ってしまいます。

焦りはミスを誘発するので、そういったミスを減らすのもテクニックになります。

簿記試験で失敗しないためには、以下の対応をすることがお勧めです。

  • できる問題から解いていく
  • 解く順序を決めておく

できる問題から解くことが合格への鍵

簿記3級の試験時間は決まっているので、全て解けるとは限りません。

落ちる人の中には、時間内に問題が全て終わらなかった人もいると思います。

実際に私も、最後の方はギリギリの時間で問題を解いていました。

試験では問題が1つ解けることで、落ち着いて臨むことができます。

1問目から解けないで悩むと、パニックになって失敗してしまうでしょう。

まずは解けそうな問題を探して、そこから解くようにしましょう。

簿記3級の試験は解く順序を決めておくこと

簿記3級の問題は、5題構成になっていて問題傾向が決まっています。

そのため問題はある程度予測できるので、先に解く順序を決めるのもお勧めです。

過去問などで、自分の得意な分野がわかってきます。

コツとしては得意な単元があれば、その分野から解くことです。

過去問や問題集で第3問が得意ならば、そこから始めるのもテクニックです。

1つ解けたという実績で、残りの問題も落ち着いて臨むことができます。

簿記3級の計算機は慣れたものを使うこと

簿記3級の試験は、計算問題を時間内に解くことが必要になります。

実際に簿記3級レベルであれば、基本がわかっていれば難しい計算はありません。

しかし受験生が行いやすいミスとして、一番多いのが計算ミスだと思います。

理由はいくつかあると思いますが、計算機の使い方に慣れていないことが大きな理由だと思います。

簿記3級の計算でミスしないためにも、慣れている計算機を使うことをお勧めします。

高度な機能を持った計算機は必要ないので、使い慣れた計算機で試験を受けましょう。

普段使っている計算機がある場合は、それを試験で使うのがミスを減らすポイントです。

簿記試験のために購入する場合は、カシオ スタンダード電卓 時間・税計算 デスクタイプ 12桁 DF-120GT-Nがお勧めになります。

キーの大きさが一定で、MR等が別になっているので非常に使いやすいです。

簿記3級は計算のスピードと正確性が重要になるので、計算機は同じもので試験に挑みましょう。

たったこれだけでも、数点の違いがでるので合否にかかわる可能性が高いです。

1点や2点で泣かないためにも、計算機は同じものを使うようにしましょう。

簿記3級は短期の独学がおすすめ

資格試験の勉強期間は、できるだけ短期決戦をするのがおすすめになります。

長期的な勉強にすると、どうしてもモチベーションの継続が難しいからです。

特に簿記3級の場合、集中すれば1週間でも独学で合格できる実力は身に付きます。

時間を作るのが難しいとしても、お風呂や通勤時間にテキストを読むのは可能です。

ちょっとした隙間時間を使うことで、勉強の効率を上げることができます。

独学は勉強時間に比例して知識を深めることができます。

少しの時間でも有効に使うことで、簿記3級は独学での合格が可能です。

簿記3級は、基本を押さえた勉強をすれば確実に合格することができます。

合格している人は、特別な勉強法をしているわけではありません。

テキスト→問題集→過去問の順序で勉強すれば、1週間でも合格できます。

ポイントとしては、知識の定着のために復習は必ず行うことです。

復習で手を抜いてしまうと、絶対に合格できないのが簿記3級になります。

私は1日5時間前後の勉強を1週間したので、合計で35時間の勉強でした。

短い期間でも集中して勉強すれば、能率の良い勉強ができます。

決して難しい資格ではないので、簿記3級の勉強の参考にして下さい。